グリードアイランド編。この頃のハンターハンターはまさに王道の少年漫画って感じですね。
カードの設定や取引などなかなか難しいですが。
グリードアイランド編の見せ場の一つといえば、やはり
vsレイザー戦
でしょう!単純に戦うのではなくドッジボールで勝負というのが非常に斬新でしたね。
にもかかわらず、レイザーには「多分作中屈指の強さだろうな…」と思ってしまうような描写が多々ありました。
そこで今回は、レイザーの強さの根拠と、どのくらい強いのかを考察してみようと思います!
レイザーとは?
念能力者のみがプレイできる「グリードアイランド」というゲームの製作者の1人。モヒカン頭に屈強な肉体、さらに体操着姿の男性です。
レイザーから最初に受ける印象はまさに「スポーツマン」という感じ。相手の強さを評価したり、負けをすんなり認めたりする様は、良い人のように感じます。レイザー自身、ゴンたちに対し「殺す気でやる」と言いながらも成長を見守っていた面があるので、悪意を示さなかった可能性もあります。手下がルールを破った時は念弾で顔面を破壊してますからね。残虐さは持ち合わせているのかもしれません。また後ほど言及しますが。
もともとレイザーは盗賊で、現在は死刑囚です。ゴンの父・ジンに捕まりましたが、グリードアイランドのゲームマスターとして、またゴンを成長させる壁としてジンが使役しています。残虐な悪党だったようですが、ジンはレイザーを結構信頼しているようです。
作中で見られた念能力は2つ。ひとつは先述の念弾。念の玉をバレーのスパイクのように打ち出したり、実際のボールに念を込めて威力を上げたりします。
さらに「14人の悪魔」と呼ばれる念獣を召喚できます。最初「14人の悪魔」とはレイザーの盗賊団全体を指す言葉かと思われていましたが、実際はレイザーの念獣のことを指し、レイザーは手下たちのことなんて駒とも思っていませんでした。
レイザーの強さを証明するシーン集
フィンクスの評価
グリードアイランドに正規のルートとは別の方法で侵入を図った幻影旅団の面々。
その前にレイザー1人が立ちはだかります。侵入したメンバーはフィンクス、フェイタン、シャルナーク、コルトピ、シズク、フランクリンの6人。間違いなく当時作中最強クラスだった旅団メンバー6人の前に立ちはだかるレイザーは、相当腕に自信があったと見えます。
さらに、どちらかというと人を見下すような発言の多いフィンクスも、レイザーを見て「強い」と認めていますので、レイザーの強さの根拠になるでしょう。
念弾の威力
レイザーが放つ念弾は、先述の通り人の顔面くらいは軽く破壊してしまいます。破壊された部下ボポボはオーラで防御していなかったようですが、凄まじいほどの威力です。
また念弾で船も壊しています。
また、ボールにオーラを込めて打ち出しても威力は変わらず、ゴンはまだ未熟だったとはいえオーラで防御しても吹き飛ばされました。
全力のレイザーの球を止めるにはゴン、キルア、ヒソカが連携をして3人がかりで止めなければなりませんでした。
完璧なオーラの攻防力移動を誇るツェズゲラさんも骨折。
熟練のハンターゴレイヌさんも、まだ本気ではないレイザーの球を受けただけで死をイメージしてしまいました。
ゲームマスターをしながら念弾、念獣を併用
グリードアイランドはゲームマスターと呼ばれる複数人の念能力者たちが管理をしています。これによってグリードアイランドは念能力が生み出した世界のように見せかけています。
レイザーはグリードアイランドの放出系に関するシステムを全て担当しています。グリードアイランドはひとつの島全体に効果が及び、常に誰かがプレイしています。そんなゲームを動かし続けるとしたら、レイザーのオーラの大半はゲーム運営に割かれているはずです。
しかしそれでも念弾、そして念獣と自身の念能力を併用して、かなり高いレベルで使用しています。もしかしたら作中のレイザーは本調子ではない可能性があるのです。
まぁグリードアイランドの運営は、常にオーラを割くような仕様になっていないのかもしれませんが…
レイザーはどれくらい強いのか?
先ほどフィンクスが強さを認めていたと書きましたが、あの時の旅団は6人いて頭数としては圧倒的に有利であるにも関わらず、好戦的なフィンクスがすんなり引いています。これはもしかしたら6人がかりでも負けた恐れがあるからではないかと思います。
幻影旅団の強さは、キルアがノブナガ、マチの2人を「ヒソカが2人いる」と評していましたから、旅団員は上下あるもののヒソカほどの強さではないかと思います。
ヒソカ自身もレイザーには戦闘を挑まず、素直にドッジボールに参加しているので、無理に狙うレベルの敵ではないと察したのでしょう。
このことから、レイザーは旅団員より強いのではないかと考えられます。
念弾の破壊力から考えると、ヨークシンシティでキルアの父・シルバがクロロに対して放った念弾でが非常に威力が高かったですが、レイザーについても同等くらいの威力があると見て間違いないかと。
シルバは過去に旅団員を1人暗殺し、クロロとも戦闘になりましたが生きています。この段階でシルバ>旅団員だと思います。
さらにシルバの父・ゼノもクロロに
「俺とあんた、サシでやったらどっちが勝つ?」
と問われ、
「十中八九ワシじゃろ。お主が本気でやれば話は別」
と答えています。クロロは見る限り他の団員より戦闘力が高いように思えます。そのクロロと同等かちょっと強いゼノも旅団員よりは強いはず。ですので、
ゼノ=シルバ>クロロ>旅団員
という感じではないかと。
念弾の威力で言えばシルバと匹敵し、旅団員も戦闘を避けるレイザーは、
レイザー=ゼノ=シルバ>クロロ>旅団員
くらいの位置にいるのではないかと私は考えています。
間違いなくジンには負けているのでジン以下は確定ですが、ジンはまだ実力がわからないものの、作中最強のキャラクターである可能性が非常に高いので、ジンに負けても強い弱いの参考にならないと思います。まぁシルバ、ゼノについてもまだ未知数な部分が多いんですけどね。
という事で
レイザーの強さはシルバ、ゼノと同じくらい
ではないかというのが私の答えです。
レイザーはスポーツマンっぽい風貌と物腰をしていますが、時折見せる元盗賊さ、残虐で冷徹な部分が良い味を出してる印象的なキャラクターだと思います。グリードアイランド編の敵はボマーしかりで、「ヒャハハハ!ぶっ殺してやるゼェー!」みたいなテンプレートみたいな悪役が登場しないのも面白い部分かなと思います。グリードアイランドを単行本で一気読みすると止まらなくなっちゃうんだよなぁ…
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