私の名前はジロギン。

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「サナダ虫ダイエット」という高リスクで怖いダイエット

私の名前はジロギン。


男性も女性も、「体重を減らしたい」「ダイエットしたい」と望む方は多いだろう。
世の中にはそんな方々をターゲットにしたダイエット方法が多数存在している。
その中でも異質なダイエット方法は


「サナダ虫ダイエット」


だろう。
サナダ虫とは簡単に言うと、寄生主の養分を吸い取って生きる寄生虫の事である。
このサナダ虫ダイエットの方法というのが、

人間の養分を吸って生きるサナダ虫の卵を飲み込み、あえて腸に寄生させ、
体の養分を吸わせて強引に痩せましょう。


というダイエットなのだ。
想像するだけで怖いダイエット方法だと思う。
本来サナダ虫は寄生されたら即体内から取り除かなければならない危険な生き物。
それをあえて寄生させようというのだから、狂ったダイエット方法だ。


もちろんサナダ虫に寄生されればおかしいペースで養分が吸い取られ、
劇的に痩せていくが、健康的ではない。
さらに合併症の恐れもある。非常にリスクの高い。


希望の体重になるまでサナダ虫に養分を吸わせたら、
薬でサナダ虫を殺虫するのだが、現在では非常に危険なダイエット方法として
全然推奨されていない。




サナダ虫という厄介すぎる生物の力を借りて痩せたところで
根本的な解決にはなっていない。
食生活とか運動習慣とか、そういう部分を改善しなければ、
サナダ虫が留守になった途端また太るだろう。
そうなると常時サナダ虫を体内に飼い続けなければならなくなる。


さらに、サナダ虫ダイエットをしていると知った友人などはどういう反応をするだろうか?
もし私がサナダ虫ダイエットをしていたとしよう。


ジロギン
「最近ペット飼い始めてさぁ。いやぁかなり食べるもんで、俺自身に割く食事量がだいぶ減っちゃったよ。」

友人
「マジかよ!一人暮らしで生活ギリギリとか言ってたのに、ペット飼ったのかよ!何?犬?猫?」

ジロギン
「いや違うよ、サナダ虫だよ。」

友人
「はぁ?」

ジロギン
「俺の腸の中で飼っているんだ。本当によく食べるから、俺がどんどん痩せてきちゃってよぉ。
名前は『ジョン』って言うんだ。あぁ・・・感じる・・・ジョンが俺の腸内を這いずり回っているのを感じるぜぇ・・・」

友人
「あー、俺帰るわ。あと、今後連絡しないでくれる?」


ということになるかもしれない。
やっている本人は真剣でも、周りから見たら相当ドン引きなダイエット方法だ。
サナダ虫も気持ち悪いというか、ダメなものではないのだが、
世間的な評価は高くないだろう。ゴキブリと遜色ないはずだ。
サナダ虫ダイエットは効果はあるのかもしれないが、やるべきではないと私は言っておく。
しかもサナダ虫に名前まで付けた日にゃ、殺すのもかわいそうになってきて、
そのままミイラになるまで養分を吸い続けられてしまうかもしれない。






このサナダ虫ダイエットの存在を私が知ったのは、小学校6年生の頃のことだ。
母から聞いた。その時はそこまでして痩せたいと思う感情がわからないと戦慄した覚えがある。

そんな素直だった私に事件は襲いかかってきた。

ある朝、小学校に行く前にう○こをした時のこと。
ふと便器を覗き込むと、そこには20cmほどの細長い何かが張り付いていた。
私は思った。


「サナダ虫だ・・・俺の中にサナダ虫住んどった!!!」


急いで母親を呼んだ。
20cmのサナダ虫・・・もしかしたら、当時遊んでいた友達よりも長い時間を共にしてきた可能性すらある。
住んでいたのならば一言言っておいてほしかった。
「引っ越してきましたサナダ虫です。」
くらいは欲しかった。


母親が確認したところ、それはサナダ虫ではなく、
前日食べた夕飯のすき焼きに入っていたマロニーちゃんだった。
消化されることなくそのまま出てきてしまったのだった。

安心した。
自分が無意識に忌み嫌っていたサナダ虫ダイエットを始めていたのではないかと恐れてしまったが、
なんだ、マロニーちゃんだったとは。人騒がせなマロニーちゃんだ。


私は限りなくサナダ虫に近いマロニーちゃんにさよならを告げ、
トイレを流した。
この事件以来、よりサナダ虫ダイエットへの畏怖の念は強くなった。




非常に高リスクで怖いサナダ虫ダイエット。
もう今は行われていないと思うが、もしあってもやらないほうが良い。
サナダ虫はたまに肛門から「おはようございます」と言わんばかりに出てくることもあるという。
限りなくサナダ虫に近いマロニーちゃんが出てきた私の実体験として、
めちゃくちゃ不快だったから、本当にやめておこうね。






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